
「ピラティスに興味はあるけれど、体のラインが出る服を着るのは恥ずかしい」
「キラキラした専用ウェアじゃないと浮いてしまうのではないか不安」
このように、スタジオに通う前の「服装」がハードルになって、一歩踏み出せずにいませんか。
SNSなどで見かけるピラティスの投稿は、露出度が高いウェアを着ていることが多く、初心者にとっては敷居が高く感じてしまうのも無理はありません。
今回の記事では、ピラティス初心者が抱えがちな服装の悩みを解消し、体型をカバーしながら快適に動けるウェアの選び方を解説します。
高価なブランド品でなくても、ユニクロなどの身近なアイテムで十分におしゃれで機能的なコーディネートは可能です。
安心してレッスンに参加するための準備を整え、新しい自分への第一歩を踏み出したい方は、ぜひ参考にしてください。
- 体のラインが出る服装に抵抗がある方
- これからピラティスを始める初心者の方
- ユニクロやGUなどで費用を抑えて揃えたい方
ピラティスの服装で「恥ずかしい」と感じる主な原因

これから新しいことを始める時、誰もが少なからず不安を感じるものです。
特にピラティスは「美意識が高い人がやるもの」というイメージが先行しやすく、服装に関しても「自分だけ変だったらどうしよう」とハードルが高くなりがちです。
なぜ多くの初心者が「恥ずかしい」と感じてしまうのでしょうか。その主な原因は以下の3点に集約されます。
- お腹や脚など、体のラインがくっきり出る
- 周りの会員がスタイル抜群に見えて気後れする
- 自分のウェア選びがマナー違反ではないか心配
まずは、これらの不安がどこから来るのかを整理し、気持ちを楽にするための考え方をお伝えします。
原因を知ることで、「なーんだ、気にしなくていいんだ」と思えるようになるはずです。
体のラインが目立つことへの抵抗感
ピラティスウェアと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、体にぴったりとフィットしたレギンスや、お腹が見える短いトップス(ブラトップ)ではないでしょうか。
確かにインストラクターや上級者は、筋肉の細かな動きや骨盤の位置を確認するために、あえてタイトなウェアを好む傾向があります。
しかし、普段の生活で体のラインを出すことに慣れていない人にとって、いきなり全身ピタッとした格好をするのは非常に勇気がいることです。
「お腹のお肉が乗っているのがバレたらどうしよう」「お尻の大きさが気になる」といったコンプレックスが刺激され、恥ずかしさを感じてしまうのは自然な反応といえます。
ですが、安心してください。初心者のうちから、無理をして露出度の高いウェアを選ぶ必要は全くありません。
まずは自分がリラックスして動ける格好を見つけることが最優先です。隠したい部分は上手に隠して、心の余裕を持ちましょう。
周りの参加者が上級者に見えてしまう不安
InstagramなどのSNSで「#ピラティス」と検索すると、モデルのような体型の方や、おしゃれなブランドウェアを着こなした写真がたくさん出てきます。
こうしたキラキラしたイメージが強すぎると、「自分のような初心者が混ざっても大丈夫なのかな」「場違いで浮いてしまうんじゃないか」という不安に駆られてしまうものです。
しかし、実際のスタジオの雰囲気はもっとカジュアルで親しみやすいことがほとんどです。
ダイエット目的で通っている方、運動不足解消のために始めた方、年齢も20代から60代以上まで、さまざまな方が在籍しています。
SNSの世界はあくまで「見せるため」の一部に過ぎません。現場に行ってみれば、「みんな最初は初心者だったんだな」と実感できるはずです。過度に周りと比較して落ち込む必要はありませんよ。
【マインド】実は他人は自分のフォームに集中している
「周りの人に見られている気がして恥ずかしい」という自意識も、初心者が陥りやすい悩みの一つです。
ですが、実際のレッスン中を想像してみてください。ピラティスは「胸式呼吸」を意識したり、骨盤の角度をミリ単位で調整したりと、自分自身の体に全神経を集中させる必要があるエクササイズです。
参加者は皆、インストラクターの指示を聞きながら自分の動きをコントロールするのに必死で、他人の服装や体型をジロジロ見ている余裕はありません。
見ているのはインストラクターくらいですが、それはあくまで「正しいフォームで動けているか」「怪我をしないか」を確認し、サポートするためです。
「誰も私の服装なんて気にしていない」と良い意味で割り切ってしまうことで、気持ちがスッと楽になり、レッスンそのものを純粋に楽しめるようになります。
恥ずかしさを解消する失敗しないウェアの選び方

「恥ずかしい」と感じる心理的な原因がわかったところで、次はそれを物理的に解決してくれるウェア選びのポイントを見ていきましょう。
機能性を損なわずに、気になる部分をうまく隠すことができれば、周りの目を気にせずレッスンに集中できます。
失敗しないための選び方のコツは、大きく分けて以下の3つです。
- トップスは着丈とシルエットで体型カバー
- ボトムスは「レギンス以外」の選択肢を持つ
- 重ね着(レイヤード)でおしゃれに露出調整
ここからは、それぞれのアイテム選びについて、具体的な形やメリットを詳しく解説していきます。
体型カバーを叶えるトップスの丈感とシルエット
お腹周りや二の腕が気になる場合、体に張り付かない「ゆとりのあるシルエット」のトップスを選びましょう。
例えば、身幅が広めのTシャツや、ドルマンスリーブのようなデザインなら、体のラインを拾わずに済みます。
ただし、あまりにダボダボすぎると、前屈などの動きをした際に裾がめくれてお腹が見えてしまったり、布が余って邪魔になったりすることがあります。
ポイントは「裾が絞ってあるデザイン」や「腰回りで止まる丈感」のものを選ぶのが正解です。
お尻が隠れるくらいの丈があれば安心感がありますが、動きやすさも考慮して、サイドにスリットが入っているものや、裾を結んで調整できるタイプを選ぶと、機能性と体型カバーを両立できます。
脚のラインを拾わない「ジョガーパンツ」の活用
「ピラティス=ピチピチのレギンス」という思い込みを捨てましょう。
実は、足首に向かって細くなるシルエットの「ジョガーパンツ」も、ピラティスに適した非常に優秀なアイテムです。
太ももやお尻周りにはゆとりがありつつ、足首部分はリブなどでフィットしているため、脚の形をきれいに隠しながらも動きを妨げません。
裾がヒラヒラするワイドパンツだと、マシンに巻き込まれたり足元が見えにくかったりする危険がありますが、ジョガーパンツならその心配も無用です。
素材はストレッチ性が高く、速乾性のあるものを選べば、レギンスと同じように快適に動くことができます。「これなら普段着感覚で履ける」と、初心者の方に特におすすめしたいスタイルです。
重ね着で露出を調整するレイヤードスタイル
機能的なウェアを着たいけれど露出は控えたい、という場合に便利なのが「レイヤード(重ね着)」です。
例えば、フィット感のあるタンクトップの上に、透け感のある薄手の長袖トップスを重ねたり、レギンスの上にショートパンツを履いたりする方法があります。
重ね着をすることで、汗を吸う機能や動きやすさはそのままに、見せたくない部分だけを上手にカモフラージュできます。
また、スタジオ内の空調に合わせて脱ぎ着しやすいというメリットも。レッスン前は重ね着で体を温め、体が温まってきたら一枚脱ぐといった調整も可能です。
まずは手持ちのTシャツの下にスポーツ用のインナーを着るだけでも立派なレイヤードスタイルです。難しく考えず、自分が安心できる組み合わせを探してみてください。
初心者こそユニクロなどのプチプラブランドがおすすめ

「ピラティスを始めるなら、まずは形から入って高いウェアを揃えなきゃ」と気負っていませんか。
実は、インストラクターや長く通っている会員ほど、ユニクロやGUといった身近なプチプラブランドを上手に活用しています。
最初は高価な専用ウェアを買う必要はありません。
むしろ、シンプルで機能的なプチプラアイテムの方が、悪目立ちせずスタジオの雰囲気に馴染みやすいため、初心者の「恥ずかしい」という気持ちを和らげるのに最適です。
ここでは、なぜユニクロがピラティスに向いているのか、その理由と具体的な活用術を紹介します。
高機能で動きやすい「エアリズム」などの素材
ピラティスはゆっくりとした動きが多いですが、インナーマッスルを使うため、意外としっかりと汗をかきます。
そこで活躍するのが、ユニクロの代名詞とも言える「エアリズム」などの高機能素材です。
吸汗速乾性に優れているため、汗をかいてもサラッとした着心地が続き、レッスン中に不快な張り付きを感じることがありません。
また、ストレッチ性(伸縮性)が非常に高いため、手足を大きく伸ばしたり捻ったりするピラティス特有の動きもスムーズに行えます。
「専用ブランドじゃないと動きにくいのでは?」という心配は無用です。むしろ、スポーツ専用ブランドに引けを取らない機能性を、手頃な価格で手に入れられるのが大きな魅力です。
また、汗をかいた際には水分・栄養補給も大切になります。
シンプルでどんなスタジオにも馴染むデザイン
派手な柄や奇抜なデザインのウェアは、どうしても周囲の視線を集めてしまいます。
「まだ下手なのに目立ちたくない」という初心者にとって、ユニクロの無地でシンプルなデザインは最強の味方です。
黒、グレー、ネイビーなどの落ち着いたベーシックカラーを選べば、どんなスタジオの雰囲気にも自然に溶け込みます。
「みんなと同じような格好」をしているという安心感は、緊張をほぐし、レッスンに集中するための大きな要素になります。
まずはベーシックなアイテムでスタートし、慣れてきて「もう少し個性を出したい」と思えるようになってから、柄物や明るい色のウェアに挑戦しても遅くはありません。
ユニクロで揃える全身コーディネートの具体例
では、実際にどのような組み合わせなら失敗しないのでしょうか。
「恥ずかしさ」を解消しつつ、動きやすさも確保できる初心者向けの鉄板コーデを紹介します。
- トップス:エアリズムシームレスVネックロングT(長めの丈でお尻カバー)
- ボトムス:ウルトラストレッチエアリズムジョガーパンツ(脚のラインを隠す)
- インナー:ワイヤレスブラ(スポーツ用)
このように、トップスは少しオーバーサイズ気味のものを選び、ボトムスは足首が絞まったジョガータイプを合わせるのが黄金バランスです。
全身をユニクロで揃えても5,000円〜7,000円程度で収まるため、お財布にも優しく、洗い替えも揃えやすいでしょう。
これから始める方は、まずユニクロに足を運んでみることをおすすめします。
レッスン前に確認しておきたいNGな服装と注意点
どんなに動きやすい服であっても、ピラティスのレッスンにおいては「避けるべき服装」が明確に存在します。
これを知らずに参加してしまうと、ポーズが取れなかったり、最悪の場合はスタジオの器具を破損させてしまったりするトラブルになりかねません。
自分も周りも気持ちよくレッスンするために、以下のNGポイントを必ずチェックしておきましょう。
- フードや紐がついたトップス・ボトムス
- めくれ上がりやすいダボダボすぎるTシャツ
- ファスナーやボタンなどの金具がついたもの
なぜこれらがNGなのか、具体的な理由を知っておけば、ウェア選びで迷うこともなくなります。
動きを妨げるフードや装飾のついたアイテム
パーカーなどのフード付きトップスは、普段着としてはおしゃれですが、ピラティスにはあまり向いていません。
ピラティスでは「仰向け(背中をマットにつける)」の姿勢になることが非常に多くあります。
その際、フードが首元で団子状になって邪魔をしてしまい、正しい背骨のラインを作ることができません。また、首が圧迫されて苦しくなることもあります。
同様に、背中や腰に大きな結び目(リボン)があるデザインや、フリルなどの装飾が多いものも避けたほうが無難です。
マットやマシンと体の間に結び目や装飾が挟まると痛みを感じ、集中力が削がれてしまいます。できるだけ装飾のない、フラットなデザインを選ぶようにしましょう。
めくれ上がりやお腹が見えてしまう服装
体型カバーのために大きめのTシャツを着るのは良いですが、襟ぐりが広すぎるものや、裾が広がりすぎているものは注意が必要です。
ピラティスには「ダウンドッグ(四つん這いからお尻を高く上げる)」や「ショルダーブリッジ(お尻を持ち上げる)」など、頭が下になる逆転のポーズや、足を高く上げる動きが含まれます。
この時、服が重力でめくれ上がり、お腹や背中が丸見えになってしまうと、恥ずかしくてポーズどころではありません。
また、視界が布で遮られて邪魔になることも。
ゆとりのある服を選ぶ場合でも、裾をボトムスにインできる長さがあるか、あるいは裾がリブで止まるものを選ぶようにしましょう。
マシンを傷つけるファスナーや金具付きのウェア
これは特に「マシンピラティス」に通う場合に、最も注意しなければならないマナーです。
ウェアの背中や腰、足首などに付いている「ファスナー(ジッパー)」や、硬い「ボタン」「金具」は、専用マシンを傷つける最大の原因になります。
ピラティスのマシンに使われているシート部分は繊細な合皮レザーで作られていることが多く、金具が引っかかると簡単に破けてしまいます。
もし自分のウェアが原因でマシンを傷つけてしまった場合、弁償を求められるトラブルにもなりかねません。
「ジャージでいいや」と思った時に、後ろポケットにファスナーが付いていないか、必ず確認してください。スタジオによっては、金具付きウェアでの受講を断られる場合もあります。
ピラティスの服装に関するよくある質問
最後に、ウェア以外で初心者が悩みやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思うような些細な疑問も、ここで事前に解消しておきましょう。
ちょっとした不安をなくすだけで、スタジオへ行く足取りがずっと軽くなりますよ。
専用のソックス(靴下)は必要ですか?

スタジオや流派によって異なりますが、最近増えている「マシンピラティス」では、安全のためにソックスの着用を必須としているスタジオが大半です。
普通の靴下でも可としているところもありますが、マシン上で足が滑ると危険なため、基本的には「滑り止め付きのソックス」を用意することをおすすめします。
足の指でバーを掴むような動きもあるため、「5本指タイプ」のグリップソックスがベストです。
体験レッスンの場合はレンタルがあることも多いので、予約時に公式サイトや案内メールで確認しておくと安心です。
インナーや下着は普通のブラジャーでも大丈夫ですか?
普段使いのワイヤー入りブラジャーや、ホックが背中にあるタイプは避けた方が無難です。
ピラティスは胸式呼吸で肋骨(ろっこつ)を大きく広げたり閉じたりするため、ワイヤーの締め付けが呼吸の妨げになることがあります。
また、仰向けの姿勢になった際、背中のホックが骨に当たって痛みを感じることも。
おすすめなのは、伸縮性のある「スポーツブラ」や、カップ付きのキャミソール(ブラトップ)です。
金具がなく、締め付けが少ないものを選べば、ストレスなくレッスンに集中できます。ユニクロのワイヤレスブラなども非常に優秀です。
髪型やアクセサリーで気をつける点はありますか?
髪が長い方は、仰向けになった時に後頭部がマットから浮かないような結び方を意識しましょう。
ポニーテールやお団子を高い位置で作ってしまうと、頭をマットにつけた際に邪魔になり、首の角度がおかしくなってしまいます。
「低い位置で一つ結び」にするか、左右に分けて結ぶのがおすすめです。また、プラスチック製のヘアクリップ(バンスクリップ)も当たると痛いので避け、ヘアゴムのみでまとめましょう。
アクセサリーについては、ネックレスや揺れるピアスはマシンに引っかかる危険があるため、レッスン前には必ず外すのがマナーです。
スタジオへの行き帰りはどのような服装が良いですか?
実は、多くの会員さんが「ウェアの上に羽織るだけ」のスタイルでスタジオに通っています。
更衣室での密を避けたり、着替えの時間を短縮したりするために、自宅からウェアを着ていくのは賢い選択です。
夏場ならTシャツの上に一枚シャツを羽織るだけ、冬場ならレギンスの上からロングスカートやワイドパンツを重ね履きし、アウターを着ればそのまま街を歩いても違和感がありません。
特にピラティススタジオが多いエリア(中目黒など)では、スポーティーな格好で歩いている人も多いため、あまり気にしすぎず、自分が楽なスタイルで通って大丈夫です。
まとめ | 自分らしい服装でピラティスを楽しもう
今回の記事では、ピラティスの服装で「恥ずかしい」と感じる原因と、それを解消するための具体的なウェア選びについて解説しました。
- 「恥ずかしさ」を感じるのは最初だけ。周りは自分のフォームに集中している
- 体型カバーには「着丈の長いトップス」と「ジョガーパンツ」が最強
- 高価なブランドでなくても、ユニクロなどの機能性ウェアで十分におしゃれ
- マシンを傷つける「ファスナー・金具」や「装飾」には要注意
最初は誰でも、新しい環境や慣れない服装に緊張するものです。
しかし、ピラティス本来の目的は、他人と競うことではなく、自分自身の体と向き合い、心地よく整えることにあります。
ユニクロなどの身近なアイテムを賢く活用し、露出を抑えた安心できるコーディネートで、まずは最初の一歩を踏み出してみてください。
数ヶ月後には、体のラインが変わっていくのを実感し、もっと色々なウェアに挑戦したくなっているはずですよ。



