
筋トレ中は「パスタを食べると太るのでは?」と心配する人も多いでしょう。しかし、パスタは食べ方やタイミングを工夫すれば、筋肉の成長を支える心強い味方になります。炭水化物の中でもエネルギー効率が高く、トレーニング後の回復や集中力維持に役立つ食材です。
筋肉をつけるためにはタンパク質だけでなく、エネルギー源となる炭水化物を適切に摂取することが重要です。パスタをうまく取り入れることで、筋肉の合成を促し、トレーニング効果を高めることができます。
この記事では、筋トレ中にパスタを食べるメリットや注意点、目的別のおすすめレシピを解説します。正しい知識を身につけて、食事からも理想の体づくりを目指しましょう。
筋トレ中にパスタを食べても大丈夫?

筋トレ中にパスタを食べることは問題ありません。むしろ、食べ方やタイミングを意識すれば、筋肉のエネルギー補給や回復に役立つ優れた食材といえます。パスタは炭水化物を豊富に含み、トレーニングによって減少した筋グリコーゲンを効率良く補うことができます。
ただし、食べ過ぎや夜遅い時間の摂取は体脂肪の増加につながるおそれがあるため、量とタイミングのバランスを取ることが大切です。
ここでは、筋トレとパスタの関係を栄養面から詳しく見ていきましょう。
パスタに含まれる主な栄養素と筋トレへの影響
パスタの主成分は炭水化物で、体内でブドウ糖に変わり筋肉や脳のエネルギー源として使われます。筋トレ中に炭水化物が不足すると、体は筋肉を分解してエネルギーを作り出すため、筋肉量を維持するためにも適度な炭水化物摂取が欠かせません。
また、パスタには少量ながらタンパク質も含まれており、筋肉の合成を助けるアミノ酸補給にもつながります。特に全粒粉パスタは精製度が低く、食物繊維やビタミンB群、鉄分、マグネシウムなどを豊富に含むため、代謝をサポートしながらエネルギーの持続を助けてくれます。
さらに、炭水化物を摂取するとインスリンの分泌が促され、タンパク質に含まれるアミノ酸の筋肉への取り込みがスムーズになります。こうした働きによって、筋肉の修復や成長をより効率的に進められるのです。
炭水化物の役割と筋肉との関係
筋トレをすると、筋肉内のグリコーゲンが大量に消費されます。グリコーゲンは炭水化物から作られるため、炭水化物をしっかり補給しなければ筋肉のエネルギーが不足し、トレーニングの質が低下してしまいます。
特に筋トレ後は、筋肉が栄養を吸収しやすい状態になっているため、炭水化物とタンパク質を同時に摂ることで筋肉の回復が早まります。パスタのように消化吸収が穏やかな炭水化物を選べば、血糖値の急上昇を防ぎつつ、持続的なエネルギー補給が可能です。
筋肉を育てたい人にとって、炭水化物は避けるべき存在ではなく、むしろ体づくりを支える重要な栄養素といえます。パスタを上手に取り入れることで、筋肉の合成効率を高めながら、トレーニング成果を安定させることができます。
筋トレ中にパスタを食べるメリット

筋トレ中にパスタを取り入れることには多くのメリットがあります。単なるエネルギー源にとどまらず、筋肉の回復や集中力維持、そしてトレーニングの継続にも効果的です。特に、食べ方や組み合わせを工夫すれば、パフォーマンス向上につながる栄養バランスを整えられます。
ここでは、筋トレ中にパスタを食べる主なメリットを紹介します。
筋グリコーゲンを効率的に補給できる
筋トレによって筋肉中のグリコーゲンは大きく消費されます。パスタは炭水化物を豊富に含むため、トレーニング後に摂取することで筋肉内のグリコーゲンを素早く回復させることができます。
炭水化物が不足した状態で筋トレを続けると、体は筋肉中のタンパク質を分解してエネルギーに変えようとします。その結果、筋肉量の維持が難しくなることもあります。
パスタを適量取り入れることで、筋肉分解を防ぎながら次のトレーニングに備えられます。特に全粒粉パスタや低GIパスタは、エネルギーをゆるやかに供給できるため、血糖値の急上昇を抑えつつ持久力を保ちやすい点が魅力です。
疲労回復とパフォーマンス維持に役立つ
パスタを取り入れることで、筋トレ後の疲労回復をサポートできます。炭水化物を摂取することで、枯渇したグリコーゲンが再合成され、エネルギー不足による倦怠感を防げます。
また、安定したエネルギー供給により、トレーニング中の集中力やフォームの維持にもつながります。炭水化物は脳のエネルギー源でもあるため、摂取を控えすぎると判断力の低下や集中力の途切れにつながることがあります。
パスタのように消化吸収が穏やかな食材を取り入れれば、エネルギー切れを防ぎながら安定したパフォーマンスを発揮できるでしょう。トレーニング後だけでなく、翌日の疲労感を軽減する効果も期待できます。
アレンジ次第で高タンパクな一皿にできる
パスタは調理の自由度が高く、食材を工夫すれば栄養バランスの取れた高タンパク食に仕上げられます。
鶏むね肉やツナ、卵、豆類、サーモンなどを組み合わせることで、筋肉の修復に必要なアミノ酸をしっかり補給できます。トマトソースやオイルベース、和風など味付けの幅も広いため、飽きずに続けやすいのもメリットです。
例えば、鶏肉とブロッコリーのトマトソースパスタは、タンパク質・ビタミンC・抗酸化成分をバランス良く摂取できる理想的な一皿といえます。プロテインパスタや全粒粉パスタを活用すれば、炭水化物とタンパク質を同時に効率良く摂取でき、トレーニング後の回復をさらに高められます。
筋トレ中に食べるタイミングと量の目安
パスタを筋トレに活かすためには、「いつ」「どのくらい」食べるかが重要になります。摂取のタイミングを誤ると、せっかくの栄養が十分に吸収されず、体脂肪の増加につながることもあります。
ここでは、筋トレ前後での最適なタイミングと量の目安を解説します。
筋トレ前に食べるなら何時間前がベスト?
筋トレ前にパスタを食べる場合は、トレーニングの約2〜3時間前が理想です。このタイミングで摂取すれば、消化吸収が進んで血糖値が安定し、筋トレ中にしっかりとエネルギーを発揮できます。
体重1kgあたり1〜1.5gの炭水化物を目安にすると良く、体重60kgの人であれば乾麺60〜90g程度が適量になります。エネルギー不足を防ぎつつ、消化に負担をかけない量を意識しましょう。
また、トマトソースや少量のオリーブオイルなど、脂質を控えた調理法がおすすめです。脂質を摂りすぎると消化が遅れ、トレーニング中に胃の不快感を感じることがあります。軽めのパスタを取り入れることで、安定したパフォーマンスを維持しやすくなります。
筋トレ後のリカバリーに適した量と比率
筋トレ後は、筋肉の修復とグリコーゲンの再合成を意識することが大切です。筋肉はトレーニングによって微細な損傷を受けており、炭水化物とタンパク質を適切に摂取することで回復と成長を促せます。
一般的には炭水化物:タンパク質=3:1の比率が理想とされています。パスタなら乾麺80〜100gを目安にし、鶏むね肉やツナ、卵などのタンパク質源を組み合わせると効果的です。
摂取タイミングも重要で、筋トレ終了後30分以内に食事を取ると筋肉への栄養吸収が高まりやすくなります。このタイミングは「ゴールデンタイム」と呼ばれ、筋肉の回復と合成が最も活発に行われます。
炭水化物をしっかり補うことで、筋肉の分解を抑えながらトレーニング効果を持続させることができるため、筋トレ後のパスタは非常に理にかなった選択といえます。
筋トレ中に選びたいパスタの種類と特徴

パスタとひと口に言っても、原料や製法の違いによって栄養バランスや体への影響が変わります。筋トレ中は、目的に合わせてパスタの種類を選ぶことで、余分な脂肪を増やさず効率的にエネルギー補給ができます。
ここでは、筋トレに向いている代表的なパスタの種類と、それぞれの特徴を解説していきます。
全粒粉パスタの特徴とメリット
全粒粉パスタは、精製されていない小麦をそのまま使用しており、通常のパスタよりも食物繊維やビタミンB群、ミネラルを豊富に含みます。これらの栄養素は代謝をサポートし、筋肉の合成を促す働きを持ちます。
また、低GI(グリセミック・インデックス)食品のため、血糖値の上昇がゆるやかで、脂肪の蓄積を防ぎながら長時間エネルギーを供給できます。筋トレ後のエネルギー補給はもちろん、持久系トレーニングにも適しています。
さらに、食物繊維が豊富なため腸内環境の改善にもつながり、栄養吸収の効率を高める点も大きなメリットです。噛み応えがあるので満腹感が得やすく、食べ過ぎを防げるのも魅力といえます。
低GIパスタの特徴とメリット
低GIパスタは、糖質の吸収速度を抑えるように工夫された製品で、血糖値の急上昇を防ぎやすいのが特徴です。血糖値の乱高下はインスリンの過剰分泌を招き、体脂肪が増える要因になるため、体を引き締めたい人におすすめです。
また、ゆるやかなエネルギー供給により、トレーニング中の集中力を保ちやすくなります。減量期やカット期間中でも安心して取り入れられるのが強みです。
最近では、豆類や全粒粉をベースにした低GIパスタも増えており、食物繊維や植物性たんぱく質も同時に摂取できます。食後の血糖コントロールを意識している人にも適した選択肢といえるでしょう。
プロテインパスタの特徴とメリット
プロテインパスタは、えんどう豆やひよこ豆などの植物性たんぱくを原料としたパスタで、通常のパスタに比べて糖質が少なく、タンパク質含有量が高いのが特徴です。筋肉の回復を促しながら、糖質の摂りすぎを防げるため、ボディメイク中に特に人気があります。
豆類をベースにしているため、食物繊維や鉄分も多く含まれ、腸内環境を整えるサポートにもつながります。動物性たんぱく質の摂取が多くなりがちなトレーニーにとって、植物性たんぱくを取り入れやすいのも魅力です。
さらに、消化吸収が穏やかで腹持ちが良く、間食を防ぎながら安定したエネルギー補給を続けられます。増量期・減量期のどちらでも活用しやすく、健康的に体づくりを続けたい人に向いた食材といえます。
ソースや具材の選び方で栄養バランスを整える
パスタの種類を選ぶだけでなく、ソースや具材の組み合わせ次第で栄養価は大きく変わります。筋トレ中は、脂質を抑えながらもタンパク質やビタミンを補える工夫をすることがポイントです。
オイルベースのパスタならオリーブオイルを小さじ1杯程度にし、ツナやブロッコリー、キノコ類を組み合わせると、ビタミン・ミネラルをバランス良く摂取できます。トマトソースを使う場合は、鶏むね肉や豆類を加えるとタンパク質の量を増やせます。
一方で、クリーム系やカルボナーラなどは脂質とカロリーが高くなりやすいので、週1回程度のご褒美メニューとして楽しむくらいがちょうど良いでしょう。ソースを工夫するだけで、筋トレ中の食事もストレスなく続けられます。
筋トレ中にパスタを食べる際の注意点

パスタは筋トレに役立つエネルギー源ですが、食べ方を誤ると体脂肪が増えたり、消化不良を起こしたりする可能性があります。特に「食べる時間」「量」「調理方法」の3つを意識することで、筋肉の成長をサポートしながら健康的に続けられます。
ここでは、筋トレ中にパスタを食べる際に注意しておきたいポイントを紹介します。
夜遅くの摂取は脂肪蓄積を招きやすい
夜遅くにパスタを食べると、体が休息モードに入って代謝が下がるため、エネルギーが消費されにくくなります。その結果、余った糖質が脂肪として蓄積されやすくなるのです。夜にトレーニングをする場合は、できるだけトレーニング直後に軽めのパスタを摂取し、寝る2時間前までには食事を終えるようにしましょう。
また、夜は消化機能も落ちやすいため、油を使いすぎないシンプルなメニューが向いています。例えば、ツナとほうれん草の和風パスタや、鶏むね肉のトマトソースパスタなどが適しています。消化に良い具材を選ぶことで、睡眠の質を保ちながら筋肉の回復を促せます。
糖質オーバーを防ぐための調整ポイント
パスタは主食であり、炭水化物量が多いため、他の主食と併用すると糖質の摂りすぎにつながります。ご飯やパンなどを同時に食べるのは避け、1食の炭水化物源をパスタに統一するとバランスが取りやすくなります。
野菜スープやサラダを一緒に摂ることで、食物繊維が糖の吸収を緩やかにし、血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。特にブロッコリーやキノコ類、海藻などは満足感を高めながら食べ過ぎを防げます。
また、パスタの量を「乾麺80g」を基準に調整するのもおすすめです。増量期は100g前後、減量期は60〜70g程度を目安にすると、体重変化に合わせて摂取エネルギーをコントロールしやすくなります。
外食・コンビニパスタを選ぶ際の注意
外食やコンビニのパスタは手軽ですが、脂質や塩分が多く、筋トレ中の食事には向かないものもあります。特にカルボナーラや明太クリームなどの濃厚ソース系はカロリーが高く、脂質過多になりやすいです。選ぶなら、トマトソースや和風ベースのパスタがおすすめです。具材にツナ、鶏肉、野菜などが使われているメニューなら、タンパク質やビタミンも補給できます。
コンビニで購入する場合は、サラダチキンやゆで卵を追加するのも良い方法です。タンパク質を補うことで、炭水化物のエネルギーが効率的に利用され、筋肉の回復を助けます。
調味料やソースを全て使わず、味を少し控えめにするだけでも脂質と塩分を減らせます。小さな工夫の積み重ねが、体づくりの成果に直結します。
目的別に見るおすすめパスタレシピ

筋トレ中の食事は目的によって摂取バランスが異なります。増量を目指すのか、体脂肪を落としたいのか、あるいは健康的に維持したいのかによって、選ぶ食材や調理法を変えることがポイントです。パスタは組み合わせ次第でどんな目的にも対応できるため、ボディメイクに非常に相性の良い食材といえます。
ここでは、目的別におすすめのレシピを紹介します。
増量期におすすめのチキンパスタ
筋肉をしっかり増やしたい増量期には、エネルギーとタンパク質の両方を十分に摂ることが重要です。鶏むね肉とトマトソースを使ったチキンパスタは、高タンパクで脂質が少なく、筋肉合成に必要な栄養をバランス良く補えます。
トマトに含まれるリコピンには抗酸化作用があり、トレーニングで発生した活性酸素を抑える働きがあります。乾麺100gに鶏むね肉150g、ブロッコリーやパプリカなどの彩り野菜を加えると、見た目にも食欲をそそる一皿になります。
さらに、オリーブオイルを小さじ1杯ほどかければ脂溶性ビタミンの吸収率が上がり、風味も豊かになります。炭水化物とタンパク質を同時に摂れるこのメニューは、筋肉量アップを狙う人に最適です。
材料(2人前)
- パスタ(乾麺)…200g
- 鶏むね肉…300g
- トマト缶…1缶(400g)
- オリーブオイル…小さじ2
- にんにく…1片
- ブロッコリー…100g
- 塩・黒こしょう…少々
作り方
- パスタを表示時間通りに茹でる。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立ったら一口大に切った鶏むね肉を焼く。
- トマト缶を加えて5〜7分ほど煮込み、塩・こしょうで味を整える。
- 茹でたパスタとブロッコリーを加えて全体を絡め、仕上げにオリーブオイルを少し垂らす。
増量期は体づくりのベースを作る期間。オリーブオイルを少量加えることで、カロリーを補いながらビタミン吸収も高められます。
減量期にぴったりなツナとブロッコリーパスタ
体脂肪を落としながら筋肉を維持したい減量期には、脂質を控えつつ満足感を得られるメニューが理想です。ツナ(水煮)とブロッコリーを使ったパスタは、低脂質・高タンパクで、減量中でも安心して食べられます。
ツナに含まれるEPAやDHAは血流を良くし、代謝をサポートする働きがあります。ブロッコリーにはビタミンCが多く含まれ、筋肉の酸化ストレスを抑える効果も期待できます。
乾麺70〜80gを目安にして、味付けは塩・黒こしょう・レモン汁などシンプルに整えましょう。オリーブオイルを少量加えることで風味が増し、満足感も高まります。脂質を抑えながら必要な栄養をしっかり摂取できるため、減量期でもストレスなく続けられます。
材料(2人前)
- パスタ(乾麺)…160g
- ツナ缶(水煮)…2缶
- ブロッコリー…150g
- にんにく…1片
- オリーブオイル…小さじ1
- しょうゆ…小さじ2
- 塩・黒こしょう…少々
作り方
- ブロッコリーを下茹でしておく。
- パスタを茹でている間に、フライパンでオリーブオイルとにんにくを加熱し、香りを立たせる。
- ツナ缶を汁ごと入れ、しょうゆを加えて軽く炒める。
- 茹で上がったパスタとブロッコリーを加え、全体を絡めて塩・こしょうで味を整える。
シンプルな味付けでもツナのうま味がしっかり感じられ、減量中の食事でも満足感を得やすい一皿です。EPA・DHAの働きで血流を促進し、代謝もサポートします。
バランス重視派におすすめの全粒粉パスタ
筋肉を増やしつつ脂肪を増やしたくない人には、全粒粉パスタが向いています。通常のパスタに比べて食物繊維・ビタミンB群・ミネラルが豊富で、低GI食品のため血糖値の上昇を穏やかに保てます。
エネルギーが長く持続し、トレーニング前後のどちらにも取り入れやすい点が特徴です。具材にはツナ、豆類、キノコ、ほうれん草などを使うと、食物繊維や植物性タンパク質を同時に摂取できます。
味付けはトマトソースや和風ベースが相性良く、オリーブオイルを小さじ1程度に抑えることで余分な脂質を防げます。普段の食事にも取り入れやすく、長期的にボディメイクを続けたい人にぴったりなメニューです。
材料(2人前)
- 全粒粉パスタ…180g
- ひよこ豆(水煮)…100g
- ツナ缶(オイル漬け)…1缶
- ほうれん草…100g
- トマトソース…150g
- オリーブオイル…小さじ1
- 塩・黒こしょう…少々
作り方
- パスタを茹で、同時にほうれん草を軽く茹でておく。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、ツナとひよこ豆を炒める。
- トマトソースを加えて温め、塩・こしょうで味を整える。
- 茹でたパスタとほうれん草を加え、全体をよく絡めて完成。
豆類とツナの組み合わせで、タンパク質と食物繊維を同時に摂取できます。満腹感が長く続くため、間食を防ぎやすい点も魅力です。
まとめ|筋トレ中もパスタは上手に活用できる
パスタは一見「炭水化物が多いから筋トレ中は避けるべき」と思われがちですが、実際は食べ方やタイミングを工夫すれば、筋肉の成長や回復を支える非常に優れた食材です。筋トレ後のエネルギー補給や、トレーニング中の集中力維持に欠かせない炭水化物を効率よく摂取できるうえ、具材やソースの選び方次第で高タンパク・低脂質のバランス食に変えられます。
特に全粒粉パスタやプロテインパスタは、血糖値の急上昇を抑えながら持続的なエネルギーを供給できるため、増量期・減量期どちらにも対応しやすいのが魅力です。夜遅くに食べる際は量を控え、トマトやブロッコリーなど栄養価の高い食材を組み合わせると、体への負担を抑えながら満足度を高められます。
筋トレは食事との相乗効果によって成果が大きく変わります。パスタを「太る食べ物」と決めつけず、自分の目的に合った食べ方を見つけることが大切です。今日のトレーニングの成果を明日にしっかりつなげるためにも、パスタを上手に取り入れて、食事からも理想の体づくりを楽しんでいきましょう。